カギ穴が回らなくなったら

カギ穴が壊れる原因

かぎ穴が壊れる原因は、カギ穴の詰まりと、カギとカギ穴の摩擦のケースが考えられます。
カギ穴の詰まりはサビやホコリが入っている可能性が多く、カギを押し込むと余計に回らなくなって自体は改善しません。
特に雨天の日はカギ穴に水が溜まり、サビが発生しやすい環境ができます。
カギを回せなければエンジンも付かないため、カバーをして水滴を防ぐか、保管できるスペースに移動させておきましょう。

また、ホコリもカギ穴に入ると取りにくく、一度入ってしまうと中で引っかかって取れません。
カギとカギ穴の摩擦に関しては、単純な潤滑不良です。カギを挿すごとに中で摩擦が発生し、次第に入りにくくなります。
潤滑不良の状況は力ずくでカギを入れようとする人が多いですが、カギ穴が壊れてしまうため危険です。
自分で修理するのはおすすめしません。

修理について

修理するために潤滑油を使うと直るケースがありますが、おすすめしません。
仮にカギが回らない原因がカギとカギ穴の摩擦の場合、潤滑油は改善できます。
しかし、カギ穴の詰まりが原因だと、潤滑油をかけても改善できません。
なぜなら潤滑油はサビやホコリを取るものではないからです。

原因が違った場合はカギ穴の状態が悪化し、修復が難しくなります。
潤滑油を先に使用してしまうと、カギ穴に詰まっているサビやホコリが取りにくくなるため潤滑油は最後にしましょう。
修理に使用するのは主に2つのアイテムで、パーツクリーナーとカギ穴専用の潤滑剤を使用してください。

パーツクリーナー

パーツクリーナーを使う前に、まずはエアダスターで中のゴミやホコリを取り除きましょう。
角度を少しずつ変えて使用すれば、カギ穴から詰まっていたものが出てくる場合があるため試してみてください。
詰まっていたゴミやホコリは出てきたけど、引っかかって取れないときがあります。
その際は必ず歯ブラシを使用してください。

爪楊枝だと折れる可能性があり、針金を使うとカギ穴が傷ついたりカスが奥に入ったりします。
問題なければパーツクリーナーを使用し、カギを抜き差ししながら確認してください。
途中でパーツクリーナーがカギ穴から溢れて垂れるため、適宜ぞうきんで拭いてください。
最後に潤滑油で軽く吹き付ければ終了です。

潤滑剤

一言に潤滑剤といっても、種類は豊富です。
カギ穴専用の潤滑剤を使用しないと、ゴミやホコリがくっついて状況が改善しません。
そのため間違った潤滑剤は使用せず、専用の潤滑剤を使用してください。
カギ穴に少量吹き付けるだけであるため、使用上難しい点はありません。
吹き付けてカギが回るかどうかを確認し、回らなければ修理に出してください。

カギが回らないから潤滑剤の使用量を増やしたり、使用する種類を増やしたりしてはいけません。
また、カギも無理やり回してしまうとカギ穴を傷つけてしまうため、力ずくは避けてください。
無理にやると修理代が高くなってしまい、悪循環です。使用年数が長ければ寿命も考えられるため、業者に見てもらいましょう。