冬の運転の注意点

服装

夏の運転が涼しく感じるように、冬の走行はより寒く感じます。
体感温度は気温のマイナス10℃以上も低下し、通気性のある薄着だと危険です。
服装は肌の露出を少なくし、外気の空気に当たらないようにしましょう。

特に顔や首、手などは上下の服だけではカバーできません。
ネックウォーマー・フェイスマスク・グローブなどを装着し、寒さに耐えられるようにしましょう。
上下の服はインナーウェア、ジャケット、ウインドブレーカーを着て、しっかりと対策をしてください。

冬で雨や雪が降るとより寒くなり、想像以上の寒さになることでしょう。
防水性のある素材を選んで、安全に走行してください。
また、風速1mで1℃下がるため、高速道路で走行するときは要注意です。

準備は万全に

服装は最低限の準備ですが、他の準備を万全にすれば安全に走行可能です。
冬といっても雪が頻繁に積もる地域と、積もるのが珍しい地域があります。
特に頻繁に積もっている地域だと、グリップが凍って思うように動かない場合があって危険です。
そこでグリップヒーターを使用すれば、こたつのようにグリップが温まります。

他にもタイヤが凍ってアクセルとブレーキの機能が弱いと、走行が危ないです。
例えば坂道だとアクセルを回しているのに後退したり、ブレーキしているのに止まらなかったりします。
周りの人に迷惑をかけないように、冬の走行ではタイヤチェーンを装着するのがおすすめです。

カーブに気を付ける

冬は道路が凍っていて、ただでさえまっすぐに走行するのが困難です。
特に雨が降った翌日は路面がツルツルになっていて、徒歩でも滑って転んでしまいます。
その状態でバイクがカーブすると、曲がり切れずに事故が起きてしまうことでしょう。
バイクの走行では、必ずスピードを落とし、周囲の状況を確認して走行してください。

仮にカーブで身体が投げ出されて、対向車が迫ってきた場合は大惨事です。
対向車の急ブレーキが正常に作動するかわからないし、方向転換で避けたとしても曲がり切れずに別の車両とぶつかるかもしれません。
急加速、急停止しないように、車間距離を空けて安全なスピードで走行しましょう。

高低差のない道を走ろう

冬は高低差のない道を走ってください。
山や谷、急な坂道は避けるのがポイントです。
正常にブレーキが動くかどうかが大事になるため、平地で走行するようにしましょう。

また、高所になると気温が変化し、10m上がるにつれ0.65℃下がります。
仮に山を目指して走行する場合、山の名前で高さは調べられるでしょう。

体感温度と合わせて考えれば、かなりの寒さが予想されます。
雪が溶けて、安全な路面になってからの走行が望ましいです。
無理しないで冬は平地を走りましょう。