固くなったねじを外す方法

バイクのネジが外せない

長くバイクに乗っているとネジが外せなくなることがあります。
固くなって回らない状態になるとメンテナンスがうまく行えないことがありますし、無理をして外そうとすると故障したり傷をつけたりすることもあり危険です。

とはいえネジが外せないだけでバイクショップで外してもらうのは抵抗があります。
もしもネジが外れないときにはいくつかの方法を試してみましょう。

ネジ山が生きている場合

ネジ山がつぶれたりなめていたりしない場合委には固着をはがすと外すことができます。
作業をする際にはなかなかうまくいかずイライラしたり強い力で作業をしたりしがちです。
しかしそのような状態で作業をするとネジ山をつぶす原因となるので気を付けましょう。

まずは貫通ドライバーを使って叩いていきます。
貫通ドライバーではないものでたたいてしまうとグリップが砕けてしまうので注意が必要です。
グリップの後ろの金属が露出しているものを使います。

貫通ドライバーを使う際には結構しっかりとした力で叩き、叩いた後にドライバーを回して緩めば成功です。
無反動ハンマーを持っていると叩いても跳ね返りがないのでしっかりと力を入れて叩くことができます。

ラスペネをかけてみる

貫通ドライバーを使っても変化がなければ潤滑スプレーのラスペネをかけるのも効果的です。
ラスペネをかけて少し間を開けます。

ちょっと多めにかけるようにすること、固着している部分にしっかりと吹きかけるようにすることがコツです。
少し高価ですがスプレーが流れずしっかり浸透するので効果が期待できます。

ラスペネをかけてしばらくしたらボルスターを使って回してみると開けられることが多いです。
この際ドライバーにしっかりとネジを押し付けてゆっくりと力を加えるようにします。
固着している部分をはがすようにじわじわと力をかけると外れやすいです。

固着がはがれる時にはバキッと音がします。
音がすれば外れたと考えられるのでそのまま動かし続けて緩めば最後まで外せます。

作業中の注意点

もしも自分で外そうとして上記の方法を試してもネジが外れそうになかった場合には無理をせずあきらめるようにします。
固着が外れるとネジは突然回るものです。
抵抗があるものの回るような状態は外れるのではなくネジが金属に触れている感覚なので手を停めるようにします。

無理をして作業を続けてしまうとネジが折れたりネジ山がつぶれたりしてどうにもならなくなり危険です。
ほとんどの場合には繰り返して作業をすれば外れるようになりますが、何度も丁寧に作業を続けてもうまくいかない場合には壊れないようにするためにもバイクショップに持って行って作業をしてもらいましょう。