オートバイ整備で大切なネジ締め
バイクを整備するにあたってネジ締めはとても大切な工程です。
ネジはバイクの中にもたくさん使われています。
きちんと締められていないとパーツが外れて壊れてしまう原因になり危険です。
自分でメンテナンスをする際には特に気を付けてネジ締めを行うようにしましょう。
正しくネジ締めをするコツ
ネジを正しく締めるためにはネジ山の雄と雌の両方に異物がなくスムーズにネジを締めることができることです。
これがきちんとできないとネジをしっかりと締めても正しく締められません。
特に新品のネジはうまく締められないことがあります。
そこで何度か締め付けてネジ山をなじませるようにすることが大切です。
この作業を一般的には捨て締めといわれています。
捨て締めをしても万全とは言い切れないです。
ネジがきちんと潤滑するかどうかも確認する必要があります。
ネジを締めてもなかなか締められない場合には潤滑剤を塗布しなければなりません。
しかし車種や場所によっては潤滑剤を使えない場所もあるのできちんと確認をしてから使うようにしましょう。
軸力の加減
バイクのネジを締める際にはボルトが伸び、ボルトが伸びたものを元に戻そうとする力が働きます。
この力が軸力です。
軸力がネジに働くことによってパーツをしっかりと締結したり固定したりすることができます。
どのくらいの力でネジを締めるかどうかというのはバイクメーカーが公表しているのでそれを参考に締めるのが基本です。
トルクレンチなどの工具を使って基準に従ってネジを締め付ければ正しい状態にすることができます。
トルクレンチを使う際には最後まで動かすことが大切です。
途中で止めてしまうとネジを締めるのに必要な力を改めてかけなければならず必要な力が大きくなってしまいます。
正しくネジを締めよう
ネジを締めるのは正しく行わないと曲がった状態で入ってしまいます。
曲がったままネジを締めていると外れてしまう可能性もありますし外したいと思っても外せなくなる可能性が高いです。
場合によっては無理にネジを締めることで車体に傷をつけたり破損したりする原因を作ることにもなります。
そこでネジ締めは正しい位置に適した力で行うことが大切です。
簡単な作業であるため気を抜いて行ってしまうとネジが曲がったり壊れたりすることもあります。
ちょっとした作業ですがネジ締めはバイクのメンテナンスでとても大切なものです。
長くきれいな状態でバイクに乗り続けるためにも、正しくメンテナンスを行うためにもバイクのネジ締めは正しく行うようにしましょう。
必要な工具もきちんとそろえ丁寧な作業をすれば大切なバイクに長く良い状態で乗ることができます。