純正部品が廃版になっていたらどうする?

バイクの生産終了から10年をすぎると純正部品も在庫のみとなる

バイクのモデルが生産終了になると、そのバイクの純正部品もいずれ生産終了、すなわち廃版になる可能性があります。
多くのバイクメーカーでは、新しいモデルの開発にリソースを集中させるため、旧モデルの部品製造を段階的に終了させることが一般的です。
これは製造コストの削減や効率化の観点から、仕方のないことです。

実際、生産終了から10年が経過すると多くのバイクメーカーでは純正部品の供給が停止されます。
これは一般的に「10年ルール」として知られており、バイクメーカーにとって新しいモデルの部品供給に集中するための一般的な基準です。
ただし、このルールはメーカーやモデルによって異なる場合があります。
一部の人気車種の場合、10年を過ぎても供給されることがあるのでバイクによると言えるでしょう。

なお、廃版になってからもしばらくはメーカーの在庫がある限り部品の入手は可能です。
ただし、在庫がなくなれば手に入らなくなってしまいます。
特に生産終了から時間が経過したモデルでは純正部品の入手が困難になることが多いので、気になる部品があるときは早めの対策が必要です。

代用可能なら社外品を選ぼう

純正部品が入手困難になった場合、社外部品を使用することが解決策の一つです。
社外部品とは、そのバイクメーカー以外の企業によって製造された部品のことを指します。

社外部品の大きなメリットは、コストパフォーマンスの高さです。
特に一部の高価な純正部品に比べて、社外部品は手ごろな価格で提供されることが多く、選択の幅が広がります。
また、純正部品にはない独自の機能やデザインを持つ部品も多く、カスタマイズ面においても多くの選択肢があると言えるでしょう。

しかし、社外部品の使用には注意が必要です。
まず品質にばらつきがあるため、購入したい部品の品質は慎重にチェックする必要があります。
なかには純正部品と同等、またはそれ以上の品質を持つものもありますが、品質が劣る部品も少なくありません。
信頼できるメーカーやレビューを参考にしましょう。

また、社外部品によっては、バイクのモデルに完全に適合しない場合があります。
互換性や取り付けの容易さについても事前に確認することが大切です。

海外から取り寄せる際の注意点

国内で手に入らないのなら、海外から取り寄せる方法もあります。
しかし、海外から部品を取り寄せる際にはいくつか注意点があります。
まず、輸入手続きが発生するため余分のコストがかかることで、輸入税、送料、関税など、部品の価格以外に追加の費用が発生します。
これらの費用が時には部品自体の価格を上回ることもあるので、購入前にしっかり確認しておきましょう。

また、配送に時間もかかります。
場合によっては数週間から数か月待つこともあるので注意してください。