旧車の魅力

旧車とは

バイクに乗っている人ならば誰もが旧車と現行車という言葉を聞いたことがあるものです。
好きなバイクがある人はメーカーや車種だけでなくいつの時代のバイクが好きといった細かなところまでこだわりを持っています。

このようなこだわりの一つが古いものへのこだわりです。
旧車は一言でいうと古いバイクということになります。
しかし古いバイクだからこその魅力があります。

旧車の魅力

旧車は当時の世相やトレンド、技術を反映しているのが特徴です。
今のバイクとは見た目が違ったり性能や使っている部品が違ったりします。
好みのフォルムやエンジン音であったりするところに魅力を感じて好きという人が多いです。

また旧車に乗っているということはこだわりの強さを周囲に示すことができる一つの指標となります。
古いバイクに乗り続けていることでメンテナンス力の高さを示すことも可能です。
昔のバイクながらメンテナンスを続けて乗り続けることができていること、乗りこなすことができていることにステイタスを感じることができます。

もちろん好きなバイクに乗れているということで満足度も高いです。
昔のバイクであっても気に入った理想の一台に出会えているということに満足度が感じられます。

意外なことに車種によっては現行車よりも速いマシンもありすごい走りを楽しめるのも旧車の魅力です。
特にバイク全盛期の車種は現行車にはないような走りを楽しむことができます。

構造の単純な旧車はメンテナンスや洗車もかなり簡単です。
そのため日常的な整備であれば自分でも簡単に行うことができます。

旧車のデメリット

旧車も良いところばかりではありません。
まずはメンテナンスの大変さです。
今のバイクとは違い構造も複雑であることも多くあります。

また壊れた際の部品の準備も大変です。
旧車でも古いものとなればパーツの生産が終了していることがほとんどであり、見つかったとしても中古パーツを使っての修理になります。

自分では修理できず修理店に持っていっても技術を持ったスタッフが見つけられないということも多いです。
もしも修理に対応してもらえたとしても工賃やパーツ代もかなり高額になります。

タイヤもサイズが独特であるため使えるものの幅はとても狭いです。
選択肢はほとんどなく多くの場合は限定されています。
今後もさらに生産中止になるものが増えていくことが予想されていますから選択肢は狭まっていく一方です。

旧車をきれいな状態で持ち続けるには手間はかかりますしお金もかかります。
しかし手間やお金がかかるからこそ大事にしようという気持ちも芽生えますし愛情深く接することができるものです。
ほかの人が乗っていない貴重なバイクであることも旧車の魅力であり、デメリットがあっても乗りたいと思うことができます。