ブレーキ鳴りを止めたい

ブレーキパッドの交換

ブレーキパッドの交換をすれば、ブレーキ鳴きを止まります。
ブレーキパッドは新しくても古くても音が鳴る場合があり、信頼できるバイク専門店に任せるといいでしょう。

ブレーキが鳴く原因は、馴染んでいなくて接地面がズレているか、面取りがされていないかが考えられます。
ブレーキ音を止めるなら、接地面が均等に触れるようにヤスリで削るのがおすすめです。
もしくは鳴きを抑える塗料で、音をなくす方法があります。

パッドの接地面を研磨

レーサーの車がブレーキすると白煙が上がるように、タイヤと地面で摩擦が起こると焼き付いてしまいます。
普通の自動車は白煙が出なくても、ブレーキをするたびにタイヤは消耗するものです。
焼き付いた箇所は研磨して取り除き、パッドの接地面を交差するようにすれば問題ありません。
スリットが入れば、鳴き音はさらに抑えられます。

ディスクローターの交換

ディスクローターを交換しないと、ブレーキ鳴きは止みません。
キーキーと鳴り響き、走行中は擦れる音が鳴ります。
ディスクローターに傷があるのも原因に含まれますが、歪んで正常な役割を果たさないと均等な摩擦ができません。
修正で済むケースもありますが、安全性を確保するために交換が一般的です。

キャリパーの修理

バイクに長年乗っていると、キャリパーは劣化してさび付いてしまうものです。
ダストシールにゴミが溜まり、動きが悪くなってしまいます。
オイルが高温になれば圧力がかからなくなり、ペーパーロック現象も起こるため危険です。

キャリパーの修理は交換か清掃のどちらかがおすすめで、あまりにも汚れていて正常に動かなければ交換してください。
交換の判断基準はシールの凹凸が激しい場合や、劣化が見られる場合です。
さびをキレイに落とせば再利用可能で、ブレーキでも問題なく使用できます。
他にもブレーキダストやピストンが汚れているなら、掃除しておくといいでしょう。

ただし、シールが傷んでしまうと交換するしかありません。
ピストンに関しては、個数によって修理費が重なります。
個人で修理するのも可能ですが、確実に直すならバイク専門店に行きましょう。

マスターシリンダーの清掃

マスターシリンダーはピストンの劣化が進むと、清掃または交換が必要になります。
劣化するとカスが溜まり、フルードの動きが悪くなりやすいです。
ピストン部分を清掃して、落ちない場合は交換した方がいいでしょう。

修理するにはレバー、ブレーキホース、マスターシリンダー、ダストシール、サークリップの順に外します。
後はエアーで汚れを飛ばしたり、耐水ペーパーで磨いたりしてください。
それでも動かなければ交換して、問題なければ作業が終わります。