二輪自動車整備士の資格取得では専門学校が人気
二輪自動車整備士の資格取得のために「自動車学校」「自動車大学校」と呼ばれる専門学校を選択する人も少なくありません。
専門的な知識や技術の習得に特化した学校であり、自動車工学についての理論を学びながら、実践的な技術を身に着けることが可能です。
専門学校では、大学や短大と違って、現場で即戦力となる人材育成を目的としているため、資格取得に向けた実践的な内容の授業が多くなります。
一般的には、1級整備士コース、2級整備士コースなどに分かれており、2年制~5年制まで、多様なカリキュラムで学ぶことができます。
座学だけでなく施設設備や実習者を使った実習が多く組み込まれており、自動車の構造や機能に関する内容を総合的に学びながら、二輪自動車整備士を取得するための準備ができます。
自動車大学校とは
自動車大学校は、自動車整備関係の学科を有する専修学校が、2005年から国土交通省によって一級自動車整備士養成課程設置指定を開始したことにより改称されたものです。
一級自動車整備士を養成するための4年制カリキュラムでは、入学後2年間で自動車整備の基本、応用を学び、後期課程2年間で、現場で即戦力となるべく、より高度な技術を学びます。
2年制のカリキュラムでは、2級自動車整備士の資格取得者を対象として、入学時からハイレベルな教育内容で、1級自動車整備士資格取得を目指すコースと2級整備士資格取得に特化したコースがあります。
実技試験免除認定校では、修了と同時に整備士受験資格を取得することができます。
二輪自動車整備士は自動車整備士資格の1つ
二輪自動車整備士の資格は、ガソリン自動車やディーゼル自動車、シャシ自動車などの整備士資格と同様に自動車整備士資格の1つです。
したがって、二輪自動車整備士の資格を取得に特化した専門学校はなく、自動車整備士養成課程で学ぶ過程で、資格取得を目指すことが多いものです。
バイク整備士になりたいと二輪自動車整備士のみの資格を取得しようという人もいますが、実際の現場ではそれだけでは、高い収入を得ることができないことも少なくありません。
四輪自動車の整備士資格とともに二輪自動車整備士資格の取得を目指した方が、就職の幅も広がるでしょう。