時間が経つと忘れてしまう道路標識

混同しやすい道路標識

運転免許を取得してから時間が経つと、道路標識の正確な意味を忘れたり、他の標識と混同することは珍しくありません。
特に日常的に目にすることが少ない標識や、似たようなデザインの標識は混同しやすい傾向があります。
たとえば、通行止めの標識には、車両の種類に応じてさまざまなバリエーションがあることを覚えているでしょうか。
すべての車両の通行を禁止する標識もあれば、トラックなどの大型車など、特定の車両のみ通行を禁止する標識があります。

こうした車両種別の標識には、通行禁止の対象となる車両が記号や絵で表されています。
バイクの場合は二輪車ですが、車を運転しているときに間違えないように、常に確認する癖をつけておきましょう。
特に、異なる種類の車両に対する通行止め標識が混在するエリアでは注意です。

また、「一時停止」標識と「止まれ」標識も混同しやすいです。
一時停止標識は、交差点などで一時的に停止し、安全を確認してから進むことを義務付けています。
それに対して止まれ標識は、交差点などで完全に停止し、優先道路の車両の通行を待つことを求めています。
混雑しやすい交差点では特に注意してください。

駐車禁止と駐停車禁止の違いにも注意が必要です。
駐車禁止標識は、車やバイクを一定時間以上停めることを禁じるもので、車両を停めてエンジンを切り、車外に出る行為が制限されています。
一方、駐停車禁止標識は、一時的な停車も含めて車両の停止を禁じる標識です。
これは短時間の乗り降りや荷物の積み下ろしも含まれるため、より厳しい制限となります。
これらの標識を混同すると駐車違反となる可能性がありますので、特に都市部や混雑する地域では注意しましょう。

さらに、進行方向別の通行区分の標識もしばしば混同しやすいです。
これは道路が分岐していることを示す標識で、どの方向に進むかを指示しています。
複数の矢印が描かれているので、どの矢印が自分の進行方向に該当するのか間違いやすいです。
交差点で気付かず、間違った方向に進入してしまうと危険なので注意してください。

きちんと覚えておきたい規制標識

以上で取り上げた道路標識のなかでも、特に規制標識は、交通の流れを整理し、事故を防ぐために設けられた重要な標識です。
たとえば、通行止めの標識を見落とすと、交通の安全が脅かされる危険性があります。
駐車禁止や駐停車禁止の標識も同様で、うっかり見落としたり間違えたりしただけといっても、他の車両や歩行者の安全な通行を妨げることには違いないので注意してください。

長年運転をしているうちに、道路標識の詳細を忘れてしまうこともあるでしょう。
そういうことのないように、定期的に確認して規制標識を正しく理解し直しておくことをおすすめします。