バイク整備士へのあこがれ
私は、物心がついた頃には父のバイクの上で遊んでいました。
会社員だった父は、週末になるとガレージのバイクをいじることが多く、いつの間にか私もバイクに魅せられるようになっていたようです。
そのうちに見るだけではなく、ヘルメットをかぶって父の後ろに乗せてもらうようになりました。
爆音を響かせながら風を切って走るツーリングの魅力を知ったのは、中学生の頃だったと思います。
バイクを見る、触る、乗るの魅力にすっかり取りつかれてしまった私は、普通科の高校に進学した後に、バイクの整備士という仕事があることを知りました。
もう少し早く知っていれば、高校から専門的な知識や技術を学ぶことができたのにと考えることもありました。
しかし、高校3年間でじっくりと自分の将来について考えることができたのはメリットであったと思います。
バイク整備士になるには
それまでは、バイクは大好きだったものの趣味の域を出ていなかったので、バイクについて専門的に学ぶ道があることを知ってとても驚きました。
バイク整備士の具体的な仕事内容や魅力だけでなく、将来の仕事として全うするためには、どんな資格が必要なのかも真剣に調べたことを懐かしく思い出します。
バイクに関する知識や技術を習得しなければならないことは、なんとなく理解していたつもりでしたが、具体的にどのようにチャレンジすれば良いかは、いろいろな人に話を聞いてやっとわかりました。
バイク好きな父親も、いざ仕事にするとなると「遊び半分でできることはでなく、相当な覚悟がいる」と、はじめは反対されました。
自分でバイク整備士について調べたことや将来設計を何度も何度も話すことで、最終的には最大の応援者になってくれたような気がします。
現在、実際にバイク整備士として働いている私から、過去の自分と同じようにバイク整備士にあこがれている人のために、バイク整備士への道について少しだけお伝えしたいと思います。