レインウェアの選び方

バイク用レインウェアの選び方

なるべく避けたい雨中のバイク運転ですが、悪天候の中での走行が必要になった時に用意しておきたいのが「レインウェア」です。
雨それ自体がバイクに良くないものですが、長時間雨に打たれながらバイクに乗り続けることで、ライダーは体温と体力の両方を消耗していきます。
乗車後に体調を崩すことも考えられますし、乗車中にも集中力や意識の途切れから事故を引き起こす原因となりかねません。
しかし、きちんと適切なレインウェアを着ていれば、そういったリスクも身体を濡らすこともなくバイク運転ができます。

安価なレインウェアでは、留め具やレインウェア自体の強度が、バイクという高速で移動するものを想定していないことがほとんどです。
また、安価のものよりも頑丈なビニールのレインウェアだから、ということもあてになりません。
バイク用のレインウェアは「走行中の裾のばたつき」「風圧で水が浸みこんで来るファスナー・素材部分」も考慮がされており、一般的なレインウェアとは作りが異なっています。
「バイク用レインウェア」は既に種類も豊富にでており、各社それぞれが雨天でバイクに乗る時を想定した作り方をしているので、前提としてその中から選びましょう。

バイク用レインウェアは必ず「耐水圧」をチェック

バイク用レインウェアを選ぶ中で、性能的な基準は様々です。
「防水性」や「透湿性」なども大切ですが、バイク用の場合最も大切なのは「耐水圧」です。
バイク走行中に浴びる雨は走行速度が速ければ速いほど、打ち付けられる雨粒の強さが大きくなり、雨水が生地に染み込もうとする力も強まります。
その染み込もうとする水を抑えるウェアの強さを数値化したものが「耐水圧」です。

バイク用レインウェアにおける耐水圧の目安は、「最低でも8,000mm」「30分以上の走行、高速利用なら20,000mm」「絶対に濡れたくないなら30,000mm以上」です。
耐水圧の数字としての目安は、耐水圧10,000mmは大雨、20,000mmは嵐にも対応した数字です。
小雨は300mmであり、ナイロン傘の耐水圧は高くても500mm程度です。
しかしバイクウェアには「速度」という雨の圧力が強まる要素があるため、大きめの数字ほど安心となります。

バイク用レインウェアを長持ちさせるコツは?

バイク用レインウェアは短命というイメージがありますが、専用洗剤で定期的にきちんと洗濯したり、使用後に汚れや水分を拭きとったりなど、適切なメンテナンスを続ければ長く使えます。
数年程度で買い替えをしたくない人は、購入前に洗濯可能かどうかチェックした上で使いっぱなしで放置しないことを心掛けましょう。